西戸崎パワー爆発!
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7/21 東体育館にて開催された東区親善子どもドッジボール大会へ出場し、男子チームが見事優勝を勝ち取って参りました。男子チーム28名、女子チーム23名、総勢51名の大軍団です。
とはいえ近年はジェンダー意識の高まりもあり、女子でも高学年男子とバッチバチに激しい戦いを繰り広げたいならば男子戦に出られる、低学年男子が多ければ女子チームでコートイン出来る最大数を増やすなど、子どもの参加意欲を優先する形となってきました。実質的に男子リーグが高学年、女子リーグが低学年の様相を呈しております。
以前は重たく硬いゴム球を使っていましたので、高学年男子と女子や低学年を混ぜることが難しかった。ところが一昨年から福岡市子育連全体で使われているスマイル球は軽くてフワフワなスポンジ球なので、これを使うことで6年生と1年生が安全に遊べるようになりました。
小学校でチラシを配り6/22から練習を開始。香椎や美和台などにはクラブチームがあり、通年練習を行っています。しかし西戸崎は1ヶ月前からの急造チーム。子どもと一緒に保護者もルールを確認しながら練習していきました。
今年は1年2年が14人いるのに対し、高学年女子が集まらず、あと4~5人いないと出場自体が危ぶまれていました。6年男子が『5~6年の女子に片っ端から声かけて集めろ!』と発破を掛けてましたが、男子ばかりがドンドン増える(笑
最終的に4~5年の女子が9人集まってくれて、なんとか試合できる状態になりました。
東区大会に出場するためには1チーム2名、計4名の線審協力が必要となります。まだ小学生を募集する前、4/29に香椎小学校で行われた審判講習会に中3と高3のお兄さんお姉さんが参加してくれました。彼らが協力してくれたお陰で出場することが出来ました。
さて東区大会ですが、例年男女ともに美和台と香椎が優勝準優勝を争い、市大会も彼らが優勝してくる。福岡市全体で見てもレベルの高い大会です。
そんな中、西戸崎チームのワイルドさ、のびのび具合が目を引いていました。
試合開始時のコートインで『ベンチ前!』とコールされると『やぁ!』みたいな掛け声をかけて入ってくるチームが多いのですが、西戸崎は『◎△$♪×¥●&!』と何やら言葉を叫んでいます。他校区の保護者が『西戸崎、あれ何ていってるの?』『・・・カキゴオリって言ってるみたい』『え?どういう意味?!』と不思議がっていましたw
他の校区は男女ともに3年生以上が中心で勝ちに来ているチームも多かったのですが、西戸崎女子チームは1~2年生がいっぱい。小1の女の子が一生懸命こぼれ球を拾って、両手でボールを投げる可愛らしい姿が印象的でした。
自分の為だけ、勝つ為だけなら、低学年を出さず自分たちだけで試合する選択肢もある。けれどチビッ子の為に手を挙げて協力してくれた高学年女子。6年生が1人も居らず、低学年を出場させる為に人数を絞った4~5年の女子が一所懸命に小さな子をカバーする。そんな素敵なチームでした。
女子チームは残念ながら予選突破なりませんでしたが、午後は男子チームが会場をどよめかせました。
他校区男子は4年生以上のクラブチームで固めています。西戸崎は3~6年生が満遍なくいる即席チーム。始まる前は誰も西戸崎に注目していませんでした。
『女子は香椎が優勝だけど男子は美和台かな』そんな下馬評が大勢でした。しかし西戸崎の初戦が始まると『西戸崎ヤバい!』『無茶苦茶やな、西戸崎!』そんな声が会場で聞かれました。
通常、サイドラインに近い相手を狙うと外れた際にアウトとなりやすく、外野にいる味方へ渡るよう中央寄りの敵を狙います。したがって守る場合を考え、外側に弱い選手、内側に強い選手を配置します。
西戸崎はそんなセオリーにお構い無し。外れたらアウトになろうが目の前の敵をバンバン狙って行く超攻撃的チーム。しかもこちらは3年生だろうとガッチリ敵の球を取るもんだから、小柄だからと舐めてた相手はギョッとして返り討ちに逢ったりしていました。
2戦目、優勝候補の美和台と対決した際には『こりゃホコタテ対決やな』『攻めの西戸崎か守りの美和台か』そんな風に審判団の見る目も変わっていました。
結果は硬い守備を火力で打ち破った西戸崎の勝利。決勝へコマを進めます。
リンクリーグ形式1位2位で優勝決定戦をするのですが、どうやら初戦で破った奈多が2位で上がってきそうな感じに。するとまだ予選途中なのに『優勝!優勝!』とコールしながら西戸崎が飛びはね始めました。なんやなんや?と会場がざわつきます。
審判団からは『出番はまだなんだから落ち着けよ』『決勝に向けて気合い入れてんのかな?気が早い』などの声が。
さて決勝戦、西戸崎vs奈多と発表され、コートへ入るよう促された西戸崎チーム。子どもも保護者もキョトンとした顔をしています。
『奈多には勝ったんで、僕らが優勝でしょ?』
そんな訳あるかーい!笑、面白すぎるやろ西戸崎!これには運営の東区子連も苦笑い。
朝から長丁場の試合が続き、どの校区も疲れが見える時間帯。ここで28人もいるチームの強みが出ました。交代で出場してきたので余力があります。5~6年主体、シン西戸崎の登場です。
優勝を目の前にして奈多も粘りましたが、圧倒的な攻撃力をもって西戸崎が優勝をもぎ取りました。
終了後は新宮中央にて打ち上げ。子どもが50人以上いますから付き添い保護者もほぼ同数。線審などで協力してくれた中高生も含め、100人以上の大宴会となりました。もちろん保護者は手出し、子どもが主役なのでアルコールも無しです。
夏休みに入ってすぐでしたので、校長先生へ報告して優勝カップを小学校に飾ってもらいました。賞状は公民館に。
11/29の市大会は照葉セキスイのメインアリーナで開催されます。国際大会も行われるような大会場です。スケールに臆することなく西戸崎らしいプレイを期待したいと思います。なお掲載している写真および動画は保護者から使用許可をいただいております。