2025/8/23 西戸崎子ども縁日

2025年10月16日木曜日

⑥祭り・文化 ⑦子ども

 





https://www.youtube.com/watch?v=IUTXFtrqG3I



8/23の納涼大会の中で、今年も西戸崎子育連子ども縁日を行いました。志賀中の他、九産大と福岡女子大を含む、2大学8高校の学生が手伝ってくれました。今回は福岡女子大の学生さんにレポートを寄稿いただいたので掲載します。


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私は大学からの案内でボランティア募集に目を留め、今回の納涼大会子ども縁日に参加しました。



まず、7月末に出店者会議に参加しました。私は西戸崎に縁もゆかりも無かったので参加者は勿論初対面の方ばかりです。緊張していましたが、会長をはじめとする地元の皆さんの温かい雰囲気に安心するとともに、全体の纏め役を大学生が務めていることに驚きました。この会議では、出店内容や必要な備品の大まかな数、昨年からの変更点などについて話し合われました。







納涼大会が近づくにつれ、中学生から大学生までの約60名のボランティアで構成されるオープンチャットが活発になりだし、シフトの調整や進捗状況・当日の仕事内容の共有などがされました。九産大の方がスタッフたちの時間や役割、さらには誰と一緒にブースに入りたいかという希望にも応えながらシフトを組んでくれました。







いよいよ納涼大会当日になり、私はワニワニパニックの店舗リーダーを務め主に高校生と一緒にブースに入りました。小学生店員が一般のお客さんに先行してワニワニパニックで遊んだ際、制限時間を15秒に設定すると想定よりもかなり良い記録が出たので、景品が足りなくなることを心配した小学生店員のお母さんが「これ13秒とか10秒とかにしたら?」とアドバイスをくれました。このアドバイスを参考に、みんなで相談しながら時間を変えてみたりワニを引くタイミングを早くしてみたりと試行錯誤しました。







17時頃からは一般のお客さんの受付が始まりましたが、当初私たちのブースにはあまりお客さんが集まりませんでした。すると、奥のブースから大きな声が聞こえてきました。「ストラックアウトやりませんかー!」それは、呼び込みをする小学生店員の声でした。彼は、その場を訪れた友達から「お前何しようとー!?」と言われても恥ずかしがらずに全力でお客さんを呼び込んでいました。その姿を見た私たち大学生や高校生は顔を見合わせ、「負けてられないね!」と呼び込みに力を入れました。すると、気付けば長い行列ができていました。







小さなお客さんに優しく声をかけながら接客するのは高校生スタッフ。お互いに知らない子たちが多くいましたが、それを疑うほど上手く役割分担をして場を盛り上げてくれました。「自分は来たばかりやけんいいよ」と相手を気遣い積極的に役割を担う姿に感心しました。保護者の皆さんも「手動なのね」と笑いながら温かい目で見守ってくれました。







離れた場所にいるスタッフ同士の連絡にはチャットや電話を使います。必要になったアイテムの連絡や急遽追加した役割の指示など、こまめに連絡を取り合いました。統括として全体を仕切り、私たちスタッフの体調を気にかけながら的確に指示を出して円滑に進めてくれた九産大の3年生のお2人を心から尊敬します。







一番盛り上がったのは、何と言ってもラムネ早飲み大会。それは、指示を出す声がなかなか聞こえないほどでした。小学生たちは高学年にもなると物凄い勢いで飲み干して景品の花火を獲得していきます。それとは対照的に、ラムネが余っているからと参加した大人たちがしんどそうに飲むのも印象的でした。私も参加しましたが、一気に飲むのはキツく、小学生のパワーに驚きました。最後は景品が無くなりラムネだけが余ったので「1位はラムネもう1本!」とラムネが景品になっていました。







ラムネ早飲み大会が終わると、祭りも終盤を迎えます。それぞれの店舗が終了時間ギリギリまで呼び込みをし、高校生スタッフも最後まで笑顔を絶やさず元気に接客してくれました。最後のお客さんからは「みんな大学生?」と聞かれ、高校生であることを明かすと「すごいね!」と驚かれていました。



縁日の終了後も高校生のみんなが「何やったらいいですか?」「何かやることないですか?」と積極的に声をかけてくれたので分担してスムーズに片付けができました。







帰りの電車で席に座ると脚がほぐれていく感覚を覚え疲れを実感しました。しかし、それ以上にとにかく楽しかったです。最初は誰も知らない状態からのスタートでしたが、西戸崎の皆さんの熱意と優しさから、この納涼大会だけでなく西戸崎も大好きになりました。また、今回参加していた今まで話したことのなかった大学の先輩や同級生とも仲良くなることができました。高校生同士にもそのような様子が見られたので、祭りが色んな方面に良い影響を与えることを実感しました。また、このような世代を超えて交流できる場を大切に守っていかなければならないと強く感じました。是非来年も参加したいです!!







(福岡女子大1年)



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近年は大学受験も複雑化してますが、総合型選抜のリアルな体験を大学生から高校生が直接聴く機会などもあったようです。単に子ども向けのお祭りという以上の意義が生まれているなと感じました。



ご協力いただいた皆さま誠にありがとうございました。