正月飾り回収活動

2022年1月14日金曜日

⑥祭り・文化 ⑦子ども

 


子育連では1/9には正月飾りの回収分別を行いました。

 


 

新型コロナ感染防止ということで恒例の餅つきなどは行えませんでしたが、大人だけで済ませた昨年とは異なり、今年は高学年を中心に子どもたちも参加。アワーズは練習を中断して6年生全員が来てくれました。

 



今まで餅つき後に大人が行っていた交流広場清掃も子どもたちが手伝ってくれました。集めてくれた落ち葉に塵取りを添えると『ありがとうございます』と男の子。『いやいや、こちらこそ手伝ってくれてありがとうだよ!』と返すとはにかんでいました。

 

何気ないやりとりですが、家庭内や商業施設では発生しにくいこのような関係の中で社会性を育んでいくのが子ども会活動の要諦ではないかと感じました。

 



例年は大人が中心になって受けているお祓いも今年は20名弱の児童全員が御堂へ入り体験しました。儀式というのは1つ1つの段階に無駄に思えるほど明確な区切りを設けてあるもので、子どもに取っては長く苦痛な時間だったかもしれません。

 

祝詞奏上の最中も『ながい…』『足が…』と呟く声が聞こえます。

 



途中で神主さんが外へお祓いへ行くのですが、その隙間に『みんな、思ったより長くてごめんね!無駄に長ぇよな!』と声を掛けました。こういう場合には、もう少しだ我慢しろ!と押さえ付けるより一旦子どもたちの気持ちを受け入れてあげた方が良いと思ったからです。子どもたちも『長い!』と口に出すことで息抜きができます。

 

するとその場に残っていた神社の方が『長く感じるだろうけど意味があるんだよ~神様にお酒を飲んで頂いて気持ちよくなってもらってからお願い事を云うとか』と説明してくださいました。

 



神主が戻られて儀式が再開されましたが、説明を聞いたせいか儀式の意味が解るので、御神酒の蓋を閉めた際には『蓋閉めた!』『もう終わる?』とひそひそ。

傍観者ではなく子どもたちなりに主体性を持って参加できたように思えました。

 

参加してくれた子どもたちにはお土産のお菓子を配りました。オミクロン株の拡大など未だ気を抜けない状況ですが、このようにして少しづつ日常を取り戻していきたいものです。