夏休み最後に。はしゃいじゃいました!(子ども縁日)

2023年9月18日月曜日

⑥祭り・文化 ⑦子ども



子育連では、 819()の納涼大会の中で子ども縁日を行いました。

お店の企画から準備、店員さんまで小学生です。


時間帯を16時半~18時~19時~の3つに分けました。
先ず、16時半から店舗の設営。
ここは小学生と保護者に加え東区子連から他校区の高校生が手伝いに来てくれました。
遅い時間に参加できない地元中学生2名も。


水栓が離れた場所にしかなかったので、東区の高校生たちがバケツで何杯も運んでくれました。



お父さんたち、自分の子だけじゃなく知らない子どもたちにも優しく接してくれました。
こうやって自分の親とは異なる、様々な大人のモデルを子どもたちに与えるのが子育連の大きな役割です。


本番に入るとスタッフ小学生は遊べないので、17時からシミュレーションも兼ねて先行遊戯。
ここは東区子連と地元中学生が店員役を。
17時台に東区子連が入ってくれたので、地元中学生の主力を19時台へ投入でき、ラムネ飲みまで回すことが出来ました。



18時に一般開場がなされると東区は退場し、店員は地元小学生に任されました。
お揃いの法被やTシャツが可愛らしかったです。



大人が指示した訳ではないと思うのですが、ボーリングは景品を手前に並べて客引きまで小学生がやってました。
お菓子掬いでは列の最後尾が判るよう看板を作ってましたね。
他人からイイネをもらう自己肯定感より、自分が社会に通用すると感じる自己効力感を得られる場となれば嬉しいです。



一般客として来場した小学生が法被姿の友だちを見つけて
『あれ○○じゃない?○○!』
と呼び掛けます。
呼ばれた子は振り返り笑って手を挙げますが、忙しいらしく店舗作業に集中!
『アイツなんで働きよん?』
不思議そうに一般客の子たちは通りすぎていきました。
その子たちの中で既に労働は【させられる物】なのかもしれない、そんな事を考えました。


19時で小学生は解放され、店員を中学生ボランティア30人ほどが交代してくれました。
小学生も中学生も遊ぶ時間ほしいですからね。



1球も当てれなかった子にはオマケで+1回
20時が近づいて終わりが見えてきたらサービスサービス
列の向きが変わったらテーブル上の配置を逆に並べ替える等々
中学生たちは自分達で臨機応変に対応してくれました。
小学生の保護者たちも
『なんも言わんでもバシバシやってくれて中学生すごかぁー!』
と感心すること頻り。


本部前ではラムネ早飲み大会を開催!
こちらも学年ごとに整列させ送り出す係をソフト部の中学生たち、
大学生のお兄さんと一緒に司会を中1の女子が、
誰が早かったかの判定員を高校生グループが手伝ってくれました。


ラムネ栓抜きと運び入れを自治協の方に手伝っていただく手筈だったのですが、凄い人混みで上手く行ってませんでした。
間に合わん!とバタバタしてましたら
通りかかった女子中学生が2人『手伝いましょうか?』と手を貸してくれました。
彼女たちは事前に登録してたボランティアでは無かったのですが、困ってるのを見て助けてくれたのです。

【義を見てせざるは勇なきなり】は論語ですが、ボランタリズム=主意主義の根本と重なる部分がありますね。
ボランティアとは単なる無償奉仕でなく、正義感や優しさ・勇気を持っているか己に問い続ける活動です。
彼女たちがこの時の経験を忘れずにいてくれたらと思いつつ
『ありがとう!ホント助かりました!』
とお礼を伝えました。



春のドッジボールで協力してくれた中3男子たちが通りかかりました。

何やってんすか?
ラムネ早飲み大会しよるったい
いいなー!
どうせ余るけん、最後に中学生大会せんや?
うぉー!いいんすか!
?やるっす!!

こんな感じで、最後は予定外の中学生大会をやって大変盛り上がりました。
祭りは踊らにゃ損々!ですからね。



『列に並ぶ側か並ばせる側か、俺は並ばせる方を選ぶね!』
終わったあと、名言ぽい冗談を言ってる中学生がいましたし、
女子高生は
『質の高い時間が過ごせた気がします』
なんてオシャレ主婦みたいな感想を述べてました。
おまえらこの短時間で何を見たんか?と笑ってしまいました。



露店の準備は7月末から進めていました。
いくつかのグループに分かれ、いこい倉庫や公民館で作業を行いました。



ボーリングのピンに見立てた2Lペットボトルが簡単に倒れすぎるので、半分くらい水
を入れて重心を下げたり、ボールが飛んでいっちゃうのを防ぐために柵を兼ねたレーン全体を段ボールで作りました。



スーパーボールを1つも掬えなかった子に渡す参加賞。
大人なら ハイ!って手渡して終わりにしてたと思いますが、ガチャポン式にして、参加賞にすら遊びの要素を加えるのは子どもならではですね。



今回もOpenChatに中学生ボランティアを集め
役割分担など事前に打ち合わせました。
応募の時点で誰と一緒にやりたいか希望を述べる欄を設けていたのですが、中々現場状況が思った通りにはなっていませんでした。
みんなから一緒にやりたいと名前が挙がってる人気者がいても、全員がその子とやれる訳じゃない。
早い時間帯を希望してた子たちが入る役割が最終的に無くなってしまったり。

配置図を見せ、各々グループで相談してもらいました。
後輩が1人きりになるのをカバーする為に、自分が希望してた時間帯から外れてくれた上級生や、友だちが1人きりになるのを避けるために、希望してた役割を降りて3人1チームで別の箇所へ移動してくれた子。
其々が事前に提出していた希望を見ていたからこそ、最終的に出来上がった陣形から互いを思いやる優しさが浮かび上がって見え、胸を打たれました。



納涼大会が終わった後で集合して挨拶なんてことはしない!
自分の役割が終わったらお土産のわらび餅をもらって随時解散!
と決めてました。
だから、協力してくれた学生たちへのお礼や挨拶も先にOpenChat上で行いました。

細かい指示は出さないし、一々確認も必要ない。
正解や不正解なんて決まって無い。
良いか悪いかは君たち各々が判断してくれ!
そんな風にお願いしておりました。
結果、彼らはこちらの期待に十二分応えてくれたと思っています。

高校受験の形が変わっていくなか、アピール材料となる部活動など難しくなっています。
いくらかでも手助けになれば・・・という思いから、西戸崎校区自治協議会ではボランティア証明書を発行し、中学校へ届けております。
その際に自治協ブログのQRコードをお渡しし、先生方へ記事を読んで戴くことで中学生の活動内容を報告、受験の面接指導などで活用していただく流れを構築している途中です。

地域で子どもたちを育てていく!!
小学生のみならず、中高生も視野にいれた活動を子育連は続けています。